2012年8月27日月曜日

スクールタイ

20代の頃に読んだ板坂元著の「男の装い」という本の中にネクタイについて以下のような記述がありました。
"英国では数多くの名門校があって、斜めの太い柄が一見それと見分けがつくように知れ渡っている。そういうスクールタイを無知な米国人が締めて歩くと、「田舎者め」と後ろ指を指されかねない。だから要注意となっているわけだ。レジメンタルタイも、英国陸軍の連隊はそれぞれの斜めの太い柄を紋章のようにして守っており、知らずに締めると笑いものになるのだ。"
勿論、日本でそんなことをことさら気にする必要もないのは理解できるのですが、知ってしまった以上、ストライプ柄のネクタイはスクールタイやレジメンタルタイではないとはっきりしているもの以外は締めないようにしていました。
オックスフォード大学やケンブリッジ大学は大学の紋章がデザインされたネクタイもありますが、カレッジ毎に別途異なる配色のネクタイが定められいるようです。私の卒業した大学も学部毎に異なった配色が定められていました。イートンやラグビーといったパブリックスクールも一目で分かるネクタイです。
以前、日英協会の晩餐会で同席したイギリス人はオックスフォード大学のネクタイを締めていました。日本でも大学が公式にスクールタイを定めている例があるようです。
写真の右のネクタイは私が卒業した大学の人文・社会学部のネクタイです。

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